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イスズミ

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白波の中で色を変えるイスズミたち

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成魚 40cm

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若魚 10cm

和名 イスズミ   学名 Kyphosus vaigiensis 撮影者44

全長70cm。 本州中部以南全世界の暖海域に分布する。

白波立つ浅い岩礁で群れとなって泳ぐイスズミたち。八丈島ではごく普通に見られる風景です。
ご覧の通り姿は地味な魚なのでダイバーにはあまりモテないようですが、島の人にとってはイスズミを釣るために釣りに行く人もいるほど、親しまれている魚のようです。
身が臭いので美味しいとは思えないんだけど、とても美味しいクロメジナを釣るよりも、このイスズミを狙いに行くのです。
その秘密は調理方法にありました。確かに刺身では臭くて食べられたものではありませんが、この刺身を酢味噌に付けて置くと、下手したらクロメジナより美味しいんじゃないか思うほど味が変わるのです。
古くから食されるイスズミは島の人の知恵によって立派な食材となったのです。
島ではイスズミを「ササヨ」という方言で呼ばれています。但しイスズミの仲間にはミナミイスズミ・イスズミ・ノトイスズミと3種類いて、すべて「ササヨ」といっている人もいれば、ノトイスズミを「イスズミ」といい、イスズミを「金七」と呼んでいる人もいるようです。
じゃあミナミイスズミは何だろう。「ハトヨ」という方言もありましたが、もしかしてミナミイスズミの事なんでしょうか。
方言には正確性なんていうものはありません。でもイスズミがどれだけ親しまれているかが、このいくつもの方言で分かります。

このイスズミたちは、白波の立つ浅い場所に入ると、灰色一色の体色に白い水玉模様が瞬時に浮かび上がります。
これは上空からの海鳥たちから身を守るために白波の模様になってカモフラージュするからなのです。確かにこんな浅い荒れた岩礁では、水中からやって来る捕食魚よりも、空からの鳥に注意しなければならないのは一目瞭然ですね。
それにしても白波に揉まれながら浅い場所に行かなくてもよいと思うのですが、実は彼らは波打ち際に生えている海藻がお目当てなんですよ。
波打ち際を見ていると白波に打ち上げられるのではないかと思うほど水面に顔を出して必死で海藻をかじり取っています。

イスズミは同属近似種のノトイスズミにそっくりで、水中で見分けることは非常に困難、というか見分けるの無理と思うほどそっくりです。
でもそこをあえて見分けてみましょう。
noto_ira.jpg

イスズミ

1、頭の先端が滑らかな曲線のフォルムをしています。
2、背ビレ・臀ビレの棘の数が多いので長くなっています。
3、背ビレ・臀ビレの高さが低いです。
4、尾ビレは体色とほぼ同じ色をしています。
5、体側に7~10本程度の黄色い点列のラインが出る個体もいます。
「金七」という方言はこの特徴から生まれたものと思います。
ということは、ササヨではなく金七なのかなぁ~。

ノトイスズミ

1、頭の先端がガクッと落ちるようなフォルム。
2、背ビレ・臀ビレの棘の数がイスズミより少ないので短くなります。
3、背ビレ・臀ビレはイスズミよりも高いです。
4、尾ビレが黒っぽいです。

こんな感じで分けるんですが、それでも時、???っていう子もいるので困ってしまうんですよね。
しかも頭の先のフォルムやヒレの長さや大きさなんて撮影角度でどうにでもなるので、結論からいうと分かんね!です。
いつか分かる日が来るんですかね?

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