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タスジウミシダウバウオ

tasujiuba.jpg


和名 タスジウミシダウバウオ   学名 Discotrema lineatus 撮影者44

全長 4cm。 静岡県以南、インド・西部太平洋、紅海に分布する。

八丈島のウミシダ事情はニッポンウミシダ・コアシウミシダ・オオウミシダなどの相模湾以南や房総半島以南の温帯域まで生息する種類ばかりが見られ、黒潮の影響を受けて魚は亜熱帯の種類が多くてもウミシダの仲間は温帯域まで適応している種類ばかりのようです。
このようなウミシダたちは根の亀裂やすき間の奥の方に入り込んで生活しているので、ウミシダの中を住み家にしている甲殻類や魚たちにとっては住みにくい環境なのか、誰も住んでいない場合が多いのです。
八丈島にも南のサンゴ礁に生息しているテングウミシダやリュウキュウウミシダが欲しい~!と願っても無理な話ですね。
そんな南方系でしか見られないウミシダを望むよりも、南方系でも稀に温帯域でも見られるハナウミシダを探した方が現実味があります。
ハナウミシダは数は少ないですが、水温の高い季節になると稀に見られます。
見つけたら面倒くさがらず兎に角覗いてみること。その中にはコマチテッポウエビからバサラカクレエビ、コマチガニなど様々な甲殻類が住み、タスジウミシダウバウオもコンスタントに見られるのです。
甲殻類たちは他の温帯系のウミシダでも時々見つかるのですが、タスジウミシダウバウオは、このハナウミシダでしか見つかりません。
彼らは一体どのようにして、この広い海の中からハナウミシダを探しだすのだろう。
もしかしたらクマノミたちのように稚魚期に浮遊生活からイソギンチャクに移るときに、イソギンチャクのフェロモンに誘導されて着底するように、タスジウミシダウバウオもハナウミシダのフェロモンで誘導されて出会っているのかも知れません。
それにしてもこれだけ数の少ないウミシダを好んでいたら繁殖できる確率も少なくなり世代交代できないのではないでしょうか。
とてもとても不思議なウバウオくんなんですね。
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