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オグロベラ

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TP(オス) 12cm

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IP(メスもはくはメスの色彩を持つオス) 10cm

和名 オグロベラ  学名 Pseudojuloides cerasinus  撮影者44

全長12cm。 伊豆半島以南、インド・太平洋域に分布する。

水深30m以深の潮通しのよい岩礁域の斜面に生息する深場のベラです。
ナズマドやボートポイントなど、沖合が急斜面で深くなっているところではオス1匹に対しメス数匹の小規模なハーレムを形成して群がっているのがよく見られます。
オスは鮮やかな緑と青色をした体色をしていて、和名通り尾ビレが黒くなっているとても美しい色彩をしています。
ところがメスとなるとピンクがかったオレンジ色一色の体色と鼻先が黄色く染まる色彩となるのでオスとはまったく異なっています。
「単色だけどメスだってきれい♪」と思ってはいけません。
水深の深いところでは赤系の色が吸収されてしまうので赤系はくすんだ薄汚い茶色になってしまいうのです。
薄汚い茶色は海底の暗い斜面の背景によく溶け込みます。これだったら外敵に見つかりにくくなりますね。
ただ単に単色になっているわけではなく、ちゃんと身を守る防衛手段となっているんですね。
あら?メスはいいけど、緑青に輝く美しい色彩のオスは目立ってしまい、外敵に見つかりやすくなってしまうのではないでしょうか。
確かに見つかりやすくなってしまいますが、メスにアピールするため、多くのメスにもてるためにオスは一際目立つ色彩になるんです。言わば命がけの色彩かも。

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幼魚 3cm

幼魚は雌の色彩のまま小さくしただけです。
この色彩で根の窪みなどでじっとしていればさらに身の安全が保証されるってことです。
生き残って卵を産みオスに性転換して命をかけた色彩に変わります。そして多くのメスに自分の遺伝子をばらまくため、幼魚時代は外敵に見つからないようにじっとした生活に耐えているのです。

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性転換中の個体 10cm 撮影者 み

そんな単色のメス色彩から色彩鮮やかな雄の色彩に変化している最中の子です。
TPだったら体内の卵巣が衰退し、精巣が発達して性転換が行なわれます。この期間は大体一週間くらいです。ところが外見はそれよりも早く変化してしまうのです。早くオスの色になってナワバリを死守したいようですね。
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