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ヤマシロベラ

yamashiro_1.jpg
TP 15cm
和名 ヤマシロベラ  学名 Pseudocoris yamashiroi  撮影者44

全長15cm。 伊豆半島以南、インド・西太平洋に分布する。

潮通しのよい根の側面中層をオス数匹とメス数十匹の小さな群れとなり、キンギョハナダイなどと混泳する姿をよく目にします。
繁殖時期は初夏から夏にかけて行なわれ、群れの中のオスが背びれをピーンと立てて、もの凄い勢いでメスの前を泳ぎ回って求愛するんです。
少し地味な色彩ですが、この姿がかっこいいですよ。惚れ惚れしちゃいます。

yamashiro_2.jpg
IP 10cm

yamashiro_3.jpg
IP 2.5cm

メスはオスとはまったく異なる茶色ぽい1色の色彩をしているので、地味さはオスよりも上ですね。
多くのベラたちはヤマシロベラと同じようにオスとメスとでは異なる色彩をしています。
しかもメスとして生まれ成長して成熟するとオスに性転換する雌先成熟型が基本となっているので、生まれた子はメスだからその色彩はメスとなり、性転換してオスになるのだからその色彩はオスとなるという見た目での判断で雌雄が分かってしまうように思われているようです。
ところがどっこい、そんなに簡単じゃないのがベラの世界です。
基本は生まれたときはすべてメスですが、種によっては時々オスとして生まれることもあるのです。
メスの色彩をしているけど中身はオスです。この個体を色彩だけ見てメスと判断するのは間違いですが、中身を見るわけにいきませんのでベラの仲間たちだけはオスメスの表記は使えないのです。
代わりにこんな表記を使います。

IP イニシャルフェーズ(initial phase)
オスを含むメスたちの最初の段階の色彩。

TP ターミナルフェーズ(terminal phase)
最終段階の色彩。このステージはすべてオスですが、IPのメスが成熟して性転換してTPなるパターンとIPのオスが成熟してTPになるパターンの2つがあります。

yamashiro_4.jpg
性転換?個体 13cm

さてヤマシロベラのIPたちはメスばかり生まれるのでしょうか。それとも時々オスも生まれちゃうのかな。
IPからTPになりかけた中途半端な色彩のヤマシロベラ。
果たして彼女は性転換しているのでしょうか。中身を見ることができないので真実を知ることはできませんけどね。
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