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アカオビベラ

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オス 15cm
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メス 8cm

和名 アカオビベラ  学名 Stethojulis bandanensis  撮影者44

全長15cm。 千葉県以南、西部太平洋に分布する。

水深10m以浅の開けた岩礁域でごく普通に見られる種類のカミナリベラ属です。
オスは胸ビレの付け根にハッキリとした半月状のオレンジ色の斑があり、メスも半月状までにはなりませんが同じくオレンジ色の斑があるので、この特徴さえ覚えておけば同属近似種のカミナリベラやハラスジベラ、オニベラに間違えることはありません。
繁殖時期は初夏~秋口まで行なわれ、オスは10数メートル四方の広いテリトリー内にいるメスたちを求めてかっ飛んで泳いでいます。カミナリ属特有の忙しい求愛行動です。
その気になったメスはオスと共に素早く上昇し産卵放精するという打ち上げ花火のような産卵をします。
初夏は午前中が産卵時間帯となり、秋になるとこの産卵時間は午後にずれていきます。1つのハーレム内には少なくとも10以上の数のメスがいて、この数を産卵時間内で産卵させるのですから、急がないとテリトリー内にいるメスたちを次々に産卵させることはできません。
忙しくなるのもうなずけますね。
初夏、ダイバーを横目に水底近くを縫うようにかっ飛んで泳ぐオスの姿を見る度に、通勤電車に乗り遅れそうになるサラリーマンの慌てふためく顔が、このアカオビベラのオスとダブって見えるのは私だけでしょうか。
もっとも乗り遅れる意味は違いますがね。

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若魚 6cm
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幼魚 3cm

秋口になるとたくさんの幼魚たちが見られ始めます。
幼魚は成魚みたいに忙しく泳ぐことはなく、海藻や岩の窪みなどでじっとしていることが多いようです。
泳ぎはまだまだ未熟者ですから外敵に見つかったら終わりです。見つからないようにじっとして身を守っているのです。
だから、海藻の多い緑色の場所では緑色にもなりますし、暗い岩礁では茶色い色にもなります。
幼魚には胸ビレの付け根にオレンジ色の斑はありませんが、体側上部に鼻先から後方に向かって白いぼかしラインが入り、背ビレ後方に黒点、尾びれ付け根に黒点があるのです。
若魚と比べるとその特徴が分かり易いかもね。
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