FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アオスジテンジクダイ

aosujitengiku_1.jpg

和名 アオスジテンジクダイ   学名 Apogon aureus  撮影者44

全長11cm。 三宅島、相模湾以南、インド・西太平洋域に分布する。

水深15m前後の岩礁域のオーバーハングや亀裂など、少しくらいところに生息する普通種です。
八丈島ではペアもしくは単独で見られ、群れで行動するタイプのテンジクダイではありません。
和名通り目の周辺上下に2本の青いラインがあり、尾ビレの付け根に黒いバンドがある分かり易い特徴を持っているので識別は簡単な方だと思います。
でもアポゴン好きの方でなければ見分けるのは難しいかなぁ~。

※アポゴンはテンジクダイ属の学名です。

aosujitengiku_2.jpg

アポゴンの仲間たちは、オスがメスの卵をくわえて孵化するまで育てます。
繁殖期のアオスジテンジクダイ。メスの卵をくわえ、その間飲まず食わずで一生懸命卵に新鮮な海水をかけて世話をします。孵化は水温にも寄りますが大体一週間ほどです。
口の中で稚魚の目ができて銀色に輝く卵。
お父さん、この状態になると卵を吐き出し回転させてくわえるという行動をほ盛んに行い、その夜子どもたちは孵化して旅立って行きます。
子どもたちの無事を祈りほっとするお父さん。ところが後ろからお母さんがやって来て「ねえねえお父さん・・・」と求愛を始めちゃうんですね。
あららお父さん、飲まず食わずが続きますね。

と、こんなストーリーだったら面白いんだけど、実際は1匹のメスに対して近くに複数のオスがいるという逆ハーレムを形成しています。
求愛はもっぱらメスがします。魚の世界でメスが求愛するというのは珍しいことで、アポゴンの特徴ある生態行動でしょう。
オスはメスの卵をくわえ孵化するまで約一週間飲まず食わずで世話をします。ところがメスは一週間弱で次の卵を産む準備が整います。
ストーリー通りに1匹のオスがメスの相手をしていたら飲まず食わずが続いてしまいオスは餓死して死んじゃいます。
そこでメスは第2のオスを求愛し卵をくわえてもらうのです。繁殖期メスは第1オス第2オス、続いて第3オスと相手を変えて卵を産み続けるのです。
繁殖期メスはこのサイクルで次々に卵を産み続けるんですね。

aosujitengiku_3.jpg
幼魚 3cm  撮影者 み

お父さんの口から旅立った稚魚たち。すくすくと大きくなりアオハナテンジクダイの幼魚と一緒になって群がっています。
小さいときは集団生活をしているんですね。様々なテンジクダイの仲間たちの幼魚に混じっても、アオスジテンジクダイとすぐに分かってしまいます。だって親と同じ特徴のままなんですから。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。