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クロソラスズメダイ属の1種

和名 クロソラスズメダイ属の1種 英名 アイランドグレゴリー 学名 Stegastes insularis
撮影者44
全長12cm。 小笠原諸島、南日本の太平洋岸、琉球列島、インド・太平洋に分布する。
フチドリスズメダイより数は少ないが、水深10m以浅の切り立った根の側面で普通に見られる種類です。
学名が付いていて、日本各地で見られるにも関わらず、なぜか和名が付けられていないクロソラスズメダイ属の1種です。
なぜだと思いますか。
実はこの種類、セダカスズメダイやフチドリスズメダイにとてもよく似ているため、それらスズメダイと混同されている事がよくあり、図鑑でも誤同定されるほど混乱しているのです。
そのため、なかなか整理が付かず、結果和名が付けられなかったのではないでしょうか。
まぁその精査も2008年には大分解明されて、混乱することなくセダカスズメダイ・フチドリスズメダイ・アイランドグレゴリーの3種がしっかりと分けられるようになったのです。
それではこのアイランドグレゴリーの識別方法を説明しましょう。
まずは成魚からです。

1、背ビレの先端に明瞭な暗色斑があります。
2、胸ビレの付け根には暗色斑がありません。
3、臀ビレ先端には、グラデーションとはなりますが明瞭な暗色横帯があります。
4、写真での確認となりますが、側線上部のウロコの数は縦に2.5枚となります。
5、大きさ最大でも12cm、セダカスズメより一回り小さい大きさです。
6、虹彩(白目の部分)は黄色い色彩をしています。これ、アイランドグレゴリーの最大の特徴です。

幼魚 4cm

次に幼魚の識別方法です。
1、背ビレの先端に大きな暗色斑があり、背ビレの先は後方まで青く縁取られます。
2、胸ビレの付け根には暗色斑らしきものはありますが、その部分だけ濃くなったという感じです。
3、臀ビレ先端には、明瞭な暗色横帯があります。
4、写真での確認となりますが、側線上部のウロコの数は縦に2.5枚となります。
5、小さいステージほど後方がクリーム色の染め分けとなります。
6、虹彩(白目の部分)は黄色い色彩をしています。
イラストに描かれた着目点を見ながら写真を見て、成魚と幼魚の特徴を覚えてください。
どうですか、覚えましたか。
それでは下の写真はなんの成魚でしょう。

一見フチドリスズメダイに見えますが、背ビレ先端に暗色斑があり、胸ビレの付け根に暗色斑はありません。臀ビレ先端には、暗色横帯があり、虹彩が真っ黄色です。
この特徴からどこからどう見てもアイランドグレゴリーの色彩のバリエーションの個体であることが分かるのです。
