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ナミマツカサ

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和名 ナミマツカサ 学名 Myripristis kochiensis 撮影者 44

全長25cm。 土佐湾以南、インド・西太平洋に分布する。

八丈島では、洞窟や穴などの暗がりでよく見られます。ポイントによっては100匹以上の大群で見られるほどごく普通種と言ってよいでしょう。
このナミマツカサは、近似種であるアカマツカサに間違えられることが多いようです。
元々この種類は写真同定だと専門家さえ間違えてしまうことがあるので、我々一般ダイバーが間違えたって仕方がないのかも知れません。もっともこの系統の赤い魚を見て、何の根拠もなくアカマツカサって言っているガイドがいるのも事実です。
でもここで「それアカマツカサではなくナミマツカサだよ」なんて言えたら、忽ちお魚博士となり、みんなの脚光を浴びるかもしれません。まぁ、そうなるかは定かではありませんが。。

その識別方法は簡単!比較するポイントをよく見れば分かります。
まずアカマツカサは、極端に下あごが突出しているのに対し、ナミマツカサは殆ど突出することがないので口の周辺の輪郭が丸く見えるのです。
またアカマツカサは背びれ先端が黄色く縁どられるのに対し、ナミマツカサは一様に赤い色彩をしています。
普段折り畳まれている背びれですが、その状態でも水中でみるとその色彩ははっきりと見えます。

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ミナミハナダイ属の1種

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幼魚 3cm 八丈島

ミナミハナダイ属の1種 学名 Luzonichthys sp. 撮影者 44

全長8cm。 大瀬崎・伊豆大島・八丈島・須美寿島に分布する。

インドネシアのバンダ島とフローレンス島に生息するオレンジストライプド・ピグミーバスレット Luzonichthys taeniatus に酷似するが、この種かどうかは標本の比較検討が必要です。
また本種は写真のみの記録でしかなく、標本が得られていない現状では未記載種という扱いとなります。
撮影されている3か所の地域では、ミナミハナダイの群れに混在していたり、スズメダイの仲間やキンギョハナダイの群れなどに単独が複数匹で稀に見られるようです。

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若いメス 4cm 八丈島

幼魚のときは、全身が赤紫色、海の中では青っぽく見えますが、大きくなると頭部から背面にかけてオレンジ色に染まるようです。
本種の確認は、伊豆半島から伊豆諸島と限られた地域の立てラインで出現しています。この立てラインの一番南にあるのが小笠原諸島ですが、本種が小笠原で確認された記録はありません。
一体どこに生息し繁殖しているのでしょうか。
その謎は、2012年の国立科学博物館による青ヶ島・ベヨネーズ列岩・須美寿島の魚類調査に同行して解明されたのです。

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須美寿島

須美寿島のドロップオフ、水深15m辺りから無数のミナミハナダイ属の1種が乱舞していました。
アカネハナゴイとキンギョハナダイもいましたが、ミナミハナダイ属の1種ばかりと言ってよいほどもの凄い数です。本種の出どころはここだったんですね。

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メス 5cm 須美寿島

須美寿島のメスと思われる個体です。大瀬崎や伊豆大島、八丈島で見られる個体と同じです。

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オス 8cm 須美寿島

こちらは立派なサイズのオスと思われる個体です。体側に青白いラインがあるところから、おそらく婚姻色ではないかと思われます。

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オス 8cm 須美寿島

こちらは通常色のオスと思われる個体です。背面近くに褐色の細いラインが特徴のようです。
ミナミハナダイ属は、ミナミハナダイとソメワケミナミハナダイの2種類がいます。本種は間違いなく3種目となりますが、それには標本に基づいての精査が必要と思われます。


ベラ科

ブダイベラ属
・ブダイベラ Bodianus bimaculatus
タキベラ属
・タヌキベラ Bodianus izuensis ・キツネダイ Bodianus oxycephalus
・フタホシキツネベラ Bodianus bimaculatus
・タキベラ属の1種1 Bodianus neopercularis
ススキベラ属
・クロフチススキベラ Anampses melanurus ・ブチススキベラ Anampses caeruleopunctatus
カミナリベラ属
・カミナリベラ Stethojulis interrupta terina ・アカオビベラ Stethojulis bandanensis 
ノドグロベラ属
・ノドグロベラ Macropharyngodon meleagris
オグロベラ属
・オグロベラ Pseudojuloides cerasinus
キュウセン属
・トカラベラ Halichoeres hortulanus
・ムナテンベラ Halichoeres melanochir
シロタスキベラ属
・シロタスキベラ Hologymnosus annulatus ・アヤタスキベラ Hologoymnosus rhodonotus
カンムリベラ属
・カンムリベラ Coris aygula ツユベラ Coris gaimard
シラタキベラダマシ属
・ヤマシロベラ Pseudocoris yamashiroi
ニセモチノウオ属
・ヤスジニセモチノウオ Pseudocheilinus octotaenia

ナメラベラ

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雄 35cm 水深15m

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雌 30cm 水深10m

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若魚 20cm 水深12m

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幼魚 4cm 水深8m

和名 ナメラベラ 学名 Hologymnosus annulatus 撮影者44

全長40cm。伊豆諸島、小笠原諸島、南日本の太平洋岸から琉球列島、インド・太平洋に広く分布する。
水深20m以浅のサンゴ礁外縁、砂礫やガレ場、岩礁で見られる。幼魚は同属近似種のシロタスキベラの幼魚によく混泳する。
八丈島では幼魚は頻繁に見られる普通種であるが、成魚はきわめて稀で、オスの個体はナズマドという潮通しのよいポイントの浅いところを広範囲に泳ぎ回っている1個体のみ確認しているだけに過ぎない。

オスメスとも、同属近似種のシロタスキベラによく似ているが、下唇に黒い領域の斑紋があることで見分けることができる。
幼魚は黒い体色で背面に黄色から黄緑色の太いラインが入る。


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ムナテンベラ


成魚16cm 水深10m

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若魚8cm 水深12m

和名 ムナテンベラ 学名 Halichoeres melanochir 撮影者44

全長18cm。八丈島、南日本の太平洋岸、琉球列島、東部インド洋~西部太平洋に分布する。
サンゴ礁周辺の斜面や岩礁の浅い水域で見られる。繁殖時期になると決まった産卵場所に集まり、オス1匹に対し複数匹のメスのハーレムが形成される。ペア産卵。
色彩はオスもメスも黒紫色の体色なので外見からでは雌雄の判断はつかない。

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若魚6cm 水深15m

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幼魚4cm 水深10m

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幼魚2cm 水深8m

若いステージでは体側に複数の点列の入る白っぽいラインがある。
このラインは小さいステージほどはっきりと浮き出ているが、成長と共に薄れ消失する。
成魚も幼魚も共通する特徴は、胸びれ付け根の黒色斑があることと腹びれが黄色いことである。
ただし小さい幼魚では、この二つの特徴が分かりにくくなり、同属近似種のカノコベラの幼魚とよく似ているため混同しやすいので、尾びれ付け根の黒い斑点で判断するとよい。

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